小城にある清水の滝(きよみずのたき)です。
こちらは日本の名水百選に選ばれるほどきれいな清水川の上流にあります。
近年は小城スマートインターができたことで高速を降りて清水の滝に行くルートが近くなり、とても便利になりました。
※清水の滝へのマップはこちら↑↑
今回はそんな景勝地「清水の滝」をご紹介します。
目次
滝への行き方
小城スマートインターから降りて右折し、しばらく進むと約3分で到着です。
右側に大きな無料の駐車場があるので、ここに車を停めて山道を歩いていきます。
駐車場には公衆トイレや大きな案内板があります。
大型バスの駐車も3~4台までOK。
駐車場から滝までは約1㎞で、ゆっくり歩くと約20分ほどかかります。
駐車場の横には誰でも24時間、清水のきれいな湧き水がくめる「清水の恵」があります。
清水名物の鯉料理屋店
駐車場から道を上っていくと、滝へと続く道沿いには鯉料理屋さんが軒を連ねています。
こちらでは清水川の名水で清められた鯉をつかった料理が名物となっていて、昭和ロマンな情緒がただよう建物も多く、ノスタルジックな雰囲気がいっぱいです。
境内から中に入ると
鯉料理屋さんが並ぶ階段を進むと、その先はお寺の山門となっています。
観音菩薩信仰の霊場「清水観音宝地院」の入口です。
仁王門から境内に入ると、とっても落ち着いた厳かな雰囲気。
滝へとつながる参道の両脇には多くの仏像やお堂、祠(ほこら)があり、推定樹齢500年の杉やブナなどの巨木も点在しています。
橋から川の中を見ると、巨大な岩に摩崖仏が刻まれているのがわかります。
さらに進むと虫歯予防のために建てたとされる歯の供養塔や、地元の清水鯉料理振興会が建立した「鯉の供養塔」などもあります。
滝のそばにある清水観音の敷地として、まるで時間の流れが止まったような神秘的な空間になっています。
滝のそばにある「清水観音」
古い石段をさらに進むと、宝地院というお寺の門が出てきます。
宝地院は今から1200年以上前の803年に、桓武天皇の勅願により創建された天台宗のお寺です。
15世紀頃に戦火に巻き込まれて観音堂など多くを失いましたが、その後、肥前佐賀藩の初代藩主・鍋島勝茂によって観音堂が再建され、築390年以上の立派な本堂が今でも残っています。
本堂の横には「清水の舞台」があります。
おそらくは京都の清水寺をもとに名付けられたもので、佐賀平野を見下ろす展望台になっています。
観音堂の横にある「清水の滝」
宝地院の本堂を参拝し、横にある階段を下りると見えてくるのが「清水の滝」です。
落差75m、幅13mの滝は見応え十分。
大きな落差と豊富な水量から、西日本一の瀑布(ばくふ)と言われています。
滝壺の近くは落ちてくる水にまき上げられた空気の風圧で水しぶきが凄く、マイナスイオンたっぷり。
滝のまわりは庭園のように整備された空間が広がり、夏は爽快でとても気持ちよく、たくさんの観光客が訪れます。
まとめ
全国名水百選のひとつ、清水川の上流にあり、別名、珠簾(たますだれ)の滝とも呼ばれる迫力満点の「清水の滝」
古くから観世音菩薩信仰の滝として知られ、滝壺の近くにある清水観音宝地院は滝にうたれる「滝みそぎ」の霊場としても人気です。
由緒あるお寺や滝周辺には数多くの料亭が建ち並び、名物の鯉料理を味わえます。
※写真は「清水のコイ」と小城名物の「ようかん」がひとつになった名物の「鯉焼き」です。
滝の周辺は江戸時代から賑わっていた観光地としての雰囲気や、神聖な霊場としてのパワースポット、迫力のある見事な滝の3拍子がそろった場所。
2020年より夏季限定で風鈴が設置され、小城の新たな人気スポットになっています。
福岡から車で約1時間の場所にあり、夏場には避暑で多くの方々が訪れる人気スポットです。
景色の良い清水観音の舞台に2021年に新しく「こいの鐘」が設置されました。
「鯉」と「恋」を合わせ持つ「こいの鐘」を鳴らすと、きっとお願いが叶うハズ!
小城にお越しの際はぜひどうぞ。
DATA
- 名称:清水の滝 きよみずのたき
- 住所:佐賀県小城市小城町松尾
- 電話:0952-72-2840(宝地院)
- 滝の大きさ:幅13m×落差75m
- 清水川(きよみずがわ):全国名水百選
- 名物料理:清水の鯉料理
- 滝受け行:上記の清水観音宝地院までお問い合わせください
- 大型バス専用駐車場を設備しました。(公衆トイレ有)
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