小城市小城町にある須賀神社(すがじんじゃ)です。
場所は「小城羊羹」で知られる村岡羊羹総本舗本店と、羊羹資料館の前にあります。
目次
須賀神社とは?
急こう配の石段がとてもインパクトがある神社です。
鎌倉時代の正和5年(1316年)に京都祇園社(今の八坂神社)から勧請されてできました。
特に鎌倉時代から室町時代にかけて山頂には「千葉城」があり、肥前千葉氏の居城として大いに栄えました。
今では石段をのぼった神社の東側に、千葉城跡と千葉公園があります。
なお、祇園橋の近くには太閤腰掛石(たいこうこしかけいし)があります。
こちらはあの豊臣秀吉が、文禄元年(1592年)に文禄の役で小城を通ったとき、茶を片手にひと休みするために腰掛けたと伝えられている石です。(諸説あり)
橋を渡った先にある神社
無料の駐車場に車をとめ、赤い橋を渡ると鳥居が出てきます。
祇園川にかかる赤い橋をわたって、山の上まで続く一直線の石段がとても絵になります。
153段ある石段の入り口には「神門」があります。
神社の本殿は階段を上った先にありますが、足腰が悪い場合や時間がない時はこちらで参拝できます。
また、下にある社務所では御朱印や昇運札を無人で販売しています。
鳥居の先には、かなり急な角度がある山肌を一直線につづく153段の石段。
長い階段がつづく先に社殿が見えますが、日ごろ運動しいない人にとっては体力的に少しキビシイかも、、、
まっすぐな石段が印象的な小城のシンボルとなっている神社です。
石段を登ってみると
とてもキツそうな石段ですが、若い方にはおススメ。
階段を走ってのぼるトレーニングをするにはちょうどよく、何度も往復している人も多いです。
最初は見た目できびしそうに感じますがのぼり始めるとそうでもなく、石段を登り終えると気分爽快!
本殿からの見晴らしはとてもよく、長い石段からは小城の町並みや眼前を流れる祇園川を一望することができます。
石段でないルートでのぼるには?(徒歩)
急な石段が苦手な方は鳥居の横に道があります。
勾配のゆるやかな裏の坂を歩いていくと稲荷大明神や、楠木正成をまつる大楠神社が出てきます。
その先を進むと上宮に到着できます。
千葉城跡や須賀神社を車でのぼるには?
須賀神社の上宮や千葉城跡に車で向かう場合は、佐賀外環状線の県道48号線を大和方面に進み、
祇園川を渡ったすぐの道を左折すると、千葉城址展望台に向かう道が出てきます。
千葉城跡公園には展望台があり、小城の街並みが広がります。
また、展望台から少し道をすすむと、須賀神社に到着できます。
- ※展望台の駐車場は、ふもとから道なりに約800mほど進んだところにあります。
※途中の道はかなりせまく、車1台がやっと通れるほどなので、運転には十分注意しましょう。
※頂上には車が数台とめられる駐車場があります。
まとめ
小城町の北部、標高90mの城山の西にある須賀神社。
地元では「祇園さん」の名で親しまれていて、毎年7月に行われる山曳祇園が行われ、小城の夏を彩る風物詩となっています。
まっすぐな石段をのぼると、展望台からは小城の町並みが一望できる絶景スポットになっています。
小城に来られた際はぜひどうぞ。
DATA
- 名称:須賀神社 すがじんじゃ
- 住所 佐賀県小城市小城町松尾3594
- 電話:0952-72-7115
おぎゅっと:#32佐賀県小城山曳祇園祭本祭