小城市の街中にある羊羹史料館(ようかんしりょうかん)です。
場所はJR小城駅から北に約2㎞のところ、「村岡総本舗」本店のとなりにあります。
こちらは小城羊羹の老舗、村岡総本舗が運営しているミュージアム。
もともとは1941年(昭和16年)に建てられた砂糖蔵をリニューアルしてできました。
和風の本店のとなりにあるレンガ造りのレトロな外観が特徴的な建物で、1997年(平成9年)に国の登録文化財となりました。
目次
羊羹資料館(内部)
内部は木造の2階建てになっていて、まずは1階の休憩所で小城羊羹の歴史や製造工程などを紹介したビデオを観賞できます。
5人以上で見学する場合は、事前の予約が必要となります。
最初に1階でビデオを観賞してから2階の展示室に上るほうが、より深く小城羊羹について理解できておススメです。
2階の展示スペースは、全国的に有名な小城羊羹の歴史が学べるスポット。
展示物はコンパクトにまとまっているので、見学には時間がかかりません。(入場無料)
館内では羊羹を製造するための小豆、砂糖、寒天などの原材料(レプリカ)や、
羊羹づくりの際に使った年代モノの古い道具、昔のラベルや木箱など、小城羊羹の歴史を紹介した多くの資料が展示されています。
となりにある村岡総本舗(本店)
資料館の見学が終わったら、となりにある村岡総本舗の本店にもどうぞ。
こちらは小城ではじめて小城羊羹を製造・販売した発祥のお店です。
表面が砂糖でコーティングされたむかし羊羹や、表面がなめらかな羊羹、和菓子などの和風スイーツがいっぱい販売されています。
まとめ
古くから城下町として栄えた小城は、今でも20軒以上の羊羹屋が集まる「ようかんのまち」
こちらの資料館を見学して製造方法や歴史など羊羹についてくわしく知ると、いつもの羊羹がなお一層おいしく味わえることまちがいなし!
※ちなみに江崎グリコの創業者・江崎利一さん(佐賀市)や森永製菓の創業者・森永太一郎さん(伊万里)も地元・佐賀の出身で、佐賀は菓子王国と呼ばれています。
和風スイーツの「羊羹」に特化したユニークなミュージアムです。小城に来られた際はぜひどうぞ。
DATA
- 名称:村岡総本舗 羊羹資料館 むらおかそうほんぽ ようかんしりょうかん
- 住所:佐賀県小城市小城町861
- 電話:0952-37-3173
- 開館時間:9:00~17:00
- 羊羹資料館のページ
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